私は40代後半、そして妻は39歳になって人生初めての妊娠・出産を迎えるにあたり、時間の許す限り出来ることはやっておこうということで、妻がお世話になっている産婦人科主催の両親学級プログラムに参加してみました。
ウチの妻は高齢出産ということもあり、なるべく母子ともにリスクを小さくするよう検討し、妊娠が発覚した時点からICUがある大学病院で産む、と決めました。
その大学病院で開催されている初めて出産を経験する親向けイベントです。
両親学級となっており、夫婦で参加するように仕立てられていました。そういえばシングルマザー向けのイベントは別で設定されていたような…
1回のイベントに参加できるのは10組。事前申込制です。
周りを見渡すと、ウチらみたいな高齢夫婦もいないわけではありませんでしたが、大半は30歳前後が多かったように思います。
冒頭は小一時間程度看護師さんや助産師さんからの真面目な講義。
普段、企業や大学だと、PC使ってパワポでプレゼンが当たり前かと思いますが、この教室ではアナログなやり方で、手作り感満載な感じが逆に場の空気をほっこりさせていたように思います。
だって模造紙に大きく絵で母体と赤ちゃんをイラストで描いてあるものを黒板に貼る、みたいな感じでしたから。(その模造紙も何回使いまわしているんだろう、というくらいな年季の入り方でした(笑))
そして妊娠中は子宮に赤ちゃんがどんな態勢で入っており、出産時にはどうやって出てくるのかも、手作り感満載な模型で解説してくれました。
講師は4名の助産師さん。妊娠そして出産がどのようなものなのか、そして母体に与える影響についてもやさしく、わかりやすく解説してくれました。
後半はワークです。
まずはパパの妊婦体験。
妊婦のお腹ってのがどれだけ重く感じ、歩きづらいのかを実体験。
そこそこ巨乳なおっぱい(授乳しなきゃなんだから張ってるのは当たり前)とお腹に約3kgの重しが入ったキャッチャーのプロテクターみたいのを着用し、それで寝転がったり、立ったり座ったり、歩いたり、階段上り下りをしたりしてみました。
短時間だったから笑って過ごせましたし、おちゃらけた行動もできましたが、確かにこんな重さをずっとお腹に抱えていたら、そりゃ腰痛めそうだし、起き上がったり、階段の上り下りはきつそうだなぁとか、思いましたね。
次に沐浴体験。
赤ん坊のマネキン?を実際に沐浴用の桶(湯船?)に入れて身体を洗う体験。これはママと交互にやってみます。
マネキンは何もしゃべらず大人しくしているのでこれは楽勝と言えば楽勝。
ただ断言しますが、これで出来るようになるかというと、それはない!
実際この体験から本番を迎えるまで数か月開きますし、実際に沐浴をするとき、赤ちゃんはおとなしくなんてしててくれません。泣き出すは動くは危なっかしいのなんのって。
まあ、当日は優しい助産師さんの指導の下、楽しく体験させて頂きました。
こういうイベントは、親になる自覚や、女性(妊婦)の大変さが全く想像できない男どもに妻への気遣いを促すものだろうから、あまり厳しくやると「やってらんねぇ」的な反応されちゃうと困りますからね。
アタマでは何となくわかっているようなことであっても、実際にやってみると多少なりともリアルな感覚を得ることができます。
現在妊娠中の方は、ぜひこのようなプログラム参加してみてください。男性は参加必須です!
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