前回の「専業主婦のモヤモヤ その1」の続きです。
番組中に寄せられたコメントにはこういうのもありました。
妊活のため(不妊治療のため)にやむなく専業主婦になりました、というものです。
これはちょっと気持ちがわかります。
私たち夫婦も妊活をやりました。
不妊治療専門の医院を訪ねて言われたのは、排卵のタイミングは限られているわけだから、本気だったらその前後の日はウチに来て頂きますというもの。
タイミングが本当に限られていますし、身体のことですから“いつ”が読めません。
その中で急に仕事を休む、それも1日のみならず複数日となると落ち着いて仕事が出来ないばかりか、周りに迷惑かけまくりです。
また女性ばかりが頑張ってもダメで、男性も同じようにタイムリーに協力できることも求められます。
妊活から話を戻しますが、専業主婦でも共働きでもモヤモヤは必ず起こります。
基本はお互いに充分に話し合って、お互いに納得して専業主婦なり共働きが出来ていればよいと思うのですが、これがなかなか難しいし出来ないのでしょうね…
当たり前ですがどちらかが一方的に我慢していては、それは精神的に健康でいられません。
現実には専業主婦にならざるを得ないんだよ!という声があるのは本当によくわかります。
社会的な問題や制度的な問題が山ほどありますから。総合職で働いていれば残業させ放題、転勤させ放題、そして求められる成果が大きければ、家事・育児なんてする時間ありません。
旦那が辞めるか、妻が辞めるか、という選択を求められれば、どうしても女性が辞めるという方向になりがちです。
産む時点で一回最前線から離脱しますし、おっぱいをあげられるのも女性のみ、子どもが最初に頼るのは父よりも母。
そして平均で見れば未だに男女間の賃金格差もあります。
そういう意味ではまさに今は過渡期。
過渡期を生きる私たちは、何とか自衛しながら、その夫婦で話し合って決めた優先順位に沿った生活を築くしかないと思います。
今回番組を見て思ったこと。
働くって必ずしも“雇われる”ことだけではないはず。
男性も女性も、それぞれがやはり自分で稼がないと。そして家のこともやらないと。
家のことをやらないのであればアウトソースするコストを払わなきゃ。
経済的に自立していないと(どちらかに依存状態になると)精神的に負い目を感じるのであればやはり自立しましょう。自立が難しければ、少なくとも少額でもいいから自分でお金を稼ぐことをお互いにしていきましょう。
稼ぐこと、そして家事・子育てをどちらかに偏らせない。
既に大きく偏ってしまっている場合には、そのバランスを戻すために相手を説得していくのは大変だと思いますが。
このテーマもまた考えてみたいものの一つですね。
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