前回のエントリーでは、産後ドゥーラさんの力を借りて私たちは何とか今をしのいでいる、という話をお伝えしました。
育休中のこの2週間、妻と共に育児と家事をひたすらやってきました。
その育休期間もあと数日で終わりを迎えます。
ではこの育休期間中、外部も力も借りたので楽しい育休ライフを過ごせたか、というと全くそんなことはありません。
恐らく育休経験者の誰もが言う、「仕事のほうが楽」はその通りです。
もう、何度となく妻も私も不機嫌になり、衝突しそうになりました。いや衝突しています(苦笑)。
まず、常にお互い寝不足でただでさえイライラしています。
そして破壊力抜群の娘タカナの泣きわめく声。これが終日続きます。
一日24時間の中でスヤスヤと寝てくれるのは長くて1時間半程度。それが2回くらい。
あとは派手な爆音か、多少遠慮気味かの違いはあるにせよ、ひたすら泣いています。
赤ん坊の泣き声ってなんであんなに耳につくんでしょう?
まあ、気づいてもらえなければ命に直結するので、赤ちゃんからしたら必死です。
そして大人からすると嫌でも気になるように設計されているのでしょう。
だから電車の中での赤ちゃんの泣き声や子どもの泣き叫ぶ声が耳につくんですね。
大げさではなくホントに終日、朝も昼も夜も泣かれると親も参ってきます。
今回、私は2回目の子育てですが、長男タロウのときも、今回の娘のときも、新生児の段階では全く可愛いと思ったことがありません。
意思疎通が全くできないうえ、まだ表情もありません。
ひたすら終日泣き叫び、こちらがミルクをあげてもスムースに飲んでくれるわけでもなく、抱っこしてもあやしても泣き止まない。妻も私も疲弊しまくり、お互い全く余裕がありません。
正直、気が狂いそうになるし、私の場合、男親だからでしょうか、殺意すら覚えます。
よく母親は妊娠期間の10カ月を通じて母になる準備をしている、といわれますが、男はそれがありません。
いきなり「これがあなたの娘です」となり、そんなものかと思いながら、じゃあ面倒みるしかないな、という責任感でしかありません。
他人の子どもだったら平気で放置したくなります。
息子は現在4歳ですが、このくらいになると言葉も通じるし、多少の社会性も身についてきているので、イライラすることは多いものの、まだ可愛さを感じます。
育児、特に新生児の面倒をみる大変さ、これもダイバーシティを理解するうえで、多くの人に一度は経験してもらいたいものの一つです。そして経験がないとわからない世界であることも声を大にして言いたいですね。
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