昨日は娘タカナの1ヶ月検診の日。
実は娘のタカナは、退院直前の検査で心雑音がすると言われ、1ヶ月検診の際に、改めて検査しましょう、ということになっていました。
普通の1ヶ月検診であれば、1~2時間で終わりますが、専門の検査が入るとなると、それに普通の外来が加わるような感じになるのでプラス数時間。(専門の検査についてはまた別の機会に)
娘のタカナは現在2時間半~3時間がおっぱい(ミルク)の間隔なので、最低2回は病院内でミルクを上げなければなりません。(*)
(*)おっぱい(ミルク)の間隔は、飲み終えてからではなく、飲み始めの時間を起点にしてその間隔を測ります。なので、ミルクを飲むのに時間がかかるタカナは、飲み終えてから1時間半程度でもう次のミルクのタイミングとなります。
以前も記しましたが、タカナはおっぱいを飲むのがとても下手。さらにかあちゃんのおっぱいも年齢のせいなのか、すごい出が良いわけではありません。正確に言うと、助産師さんなどにマッサージされるととてもよく出るのですが、自力では出方にムラがあるので、下手な上に出にくい、となるとタカナは「腹減った!!」と癇癪を起します。
そこで今回、妻は液体ミルクを始めて購入し健診時の待ち時間に使ってみたようなので、それについてレポートします。
今までは殺菌した哺乳瓶を数本に、魔法瓶に熱湯を詰めて、それで都度都度ミルクを作る、というのが外出時の鉄板でした。息子の時はそうしていました。
ただこの問題は、外出して数時間経つと、さすがに熱湯が多少なりとも冷めてくること。
粉ミルクの取り扱い説明には70℃以上のお湯で溶かすことと記されていますが、恐らく70℃は切ってしまっているでしょう。
飲食店であれば、熱湯はもらえたりしますが、冷ますのも一苦労。
洗面所でずっと哺乳瓶を振りながら水にさらして、一刻も早く人肌程度の温度になることをしなければなりません。
その間、子ども大抵ギャン泣き状態。おとなしく待ってくれるわけがないので、親は周りの目を気にしながら出来上がるのを待ちます。
息子の時(2015年)には発売されていなかった液体ミルク。海外では当たり前に売られているのになぜか日本ではずーっと発売の許可が下りていませんでした。
ようやく発売されるようになったのが、2019年3月。まだ1年も経っていません。
果たしてどれだけ普及しているのかはわかりませんが、幸いなことにウチの近くのスーパー(イトーヨーカドーと西友)には、現在発売されている2種とも在庫があります。
買ったことがある方、興味持っている方はご存知の通り、とにかく価格が高いのが難点。
どちらも0歳~1歳向けの製品で
明治(ほほえみ らくらくミルク)が245ml入りの缶で、希望小売価格が215円。
グリコ(アイクレオ 赤ちゃんミルク)が125ml入りの紙パックで、希望小売価格が200円。
参考までに粉ミルクであれば、800g程度(ブランドによって多少の差があり)で1,500円程度~高いブランドでも2,500円。
ちなみに800gというのは、
20ml分を作るのに必要な粉ミルクが2.5g程度(これもブランドによって多少の差あり)となっているので、
120mlのミルクを作るとすると50杯分以上あります。
ウチのタカナは現在1日8回ミルクを飲むので、さすがに毎回紙パックなんてことは無理ですが、今回のような外出時には本当に助かったようです。
余っても決して持ち越せない、というのはミルクである以上仕方ありませんが、開けて哺乳瓶に移し替えて、すぐ飲ませられる、というのは粉ミルクの苦労を考えれば、その手間は100分の1くらいな感があるとのこと。
おまけに重たい魔法瓶の水筒を持ち歩く必要もありません。
タカナはまだ1回で100ml程度しか飲まないため、今回はアイクレオを試してみましたが、普段と変わりなくゴクゴク飲んでいたようで、妻が言うには、「本当に助かる」ということを実感したようです。
今まで何が発売を妨げていたのかわかりませんが、海外では何十年も前から使われている製品が、理由も開示されないままずっーと国内では解禁されなかったというのは粉ミルクの大変さをわかっていない男性の人が制定したルールで、あとはいかにも日本的な、なにかあった時のための責任を取りたくなかった結果なのだろうなぁ、と思います。
災害大国の我が国では、今まで液体ミルクがなかったことで、どれだけ被災時に苦労されたか、想像に難くありません。
遅すぎる感はありますが、やっと解禁されたので明治とグリコ以外の日本の粉ミルクメーカーさんにはもう少し頑張ってもらって、何とか価格をもう少し抑え、気軽に使えるようになるといいなと祈っています。
各粉ミルクメーカーさん、お願いします!!
そして売れ行きがもし悪かったとしても生産中止にはしないでください!!
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