家事についてこのところずっと記してきましたが、今回は人にやってもらう以前の問題として、家事・育児ってどんだけ大変なのか、というところを今一度全体像を見てみたいと思います。
家庭における人的資源(リソースとしての人)は、子どもが小さいうちは基本夫婦2人のみです。シングルマザー/シングルファーザーであれば、自分一人のみ。ワンオペになってしまっている家庭もそうですね。
じゃあ、いわゆる家事・育児にはどんなタスクがあるか。
わかりやすい例としてアエラが作った家事100があります。
https://publications.asahi.com/aera/pdf/160530/tomobataraki.pdf
じゃあ、この100で済むかと言えばそんなことは全くない。
「やらなきゃいけないこと」をこうやって文字にして並べてみるだけで、うんざりします。
「名もなき家事・見えない家事」でも記した通り、明確な言葉になっていない家事も数えきれないくらいありますよね。
皆さんは就職した時、どんな職種で採用されているでしょうか。
今でこそ、親になるくらいの年代なので、それぞれ専門性も身につけているかと思いますが、日本の会社のほとんどは「総合職」としての採用です。
これって会社の目的のために、法律の範囲内で出来ることは何でもやりまっせ!という職種です。(だから異動があり、ジョブローテーションがあります。)
考えたこともなかった「主婦というのはね、ヤベー総合職なんだよ」。
育休時の24時間でも触れましたが、子どもが小さいうちはとにかく寝れない、休めない。
24時間仕事。特にママは。
産まれたばかりなんてひたすらおっぱいあげてますもんね。
ブラック労働そのものです。
会社で仲間と寝泊まりし、商品・サービスをどんどん生み出し、実用化・商品化まで持っていきながら、金策と営業に走り回る、まるでスタートアップベンチャーの社長のようです。
仕事だったら辞めることもできますが、子育ては子どもが独り立ちするまでは降りれません。
家庭を回していくってみんなが当たり前にやっているけど、こうやってちょっと距離を置いてみてみると大変なことなんだなーって改めて思いました。
これを日中フルタイムで働いたうえでやっているんですから。
金銭的には無報酬ですが、子どもの笑顔と成長が嬉しくて、皆さん頑張っています。
僕は、生まれてまだ2カ月のタカナにはまだ表情もないので、報われた感はありませんが、4歳のタロウと一緒にいると頑張らなきゃっていう気持ちにさせられます。
ウチはまだお互いに家事をやっているので、負荷も分散されています。
それでもブラック労働だ、と思うくらいなので、ワンオペはマジありえないですね。
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