ついに東京は不要不急の外出を控えてください、という小池都知事の発言から、さらに東京圏に流入する千葉・埼玉・神奈川・山梨など周りの県も賛同して、この週末は厳戒態勢に突入しましたね。
私の職場も、「残業は一切禁止」「土曜日は閉める」となりました。
平日の金曜日はまだ外に出ると人が沢山いましたが、週末に入ってかなり減ったように思います。
ニュースやYouTubeを観ていても、都心ではかなり人出が減って、今度は経済活動への影響が本格的に心配になってきました。
批判はいろいろあるようですが、政府も行政も、そして医療現場はもちろんですが、ギリギリのところでかなり頑張っているように思います。
何とか日本は封じ込めが上手くいくことを祈りたいと思います。
また、以前も触れた一応備蓄もほぼ完了しました。できればこの備蓄に頼るときが来ないことを祈りたいですが、海外からの情報を見ていると、楽観はできません。
さて、前回の「ブラックな総合職」でお伝えしたように、家庭というプロジェクトはやらなきゃいけないことが沢山あります。料理や選択のようなわかりやすい家事に限定してもそうですが、それ以外に意外とお寺にお金を払ったり、税金の支払いだったり、役所への書類の提出のような「家のこと」は本当に色々あります。
仕事っぽく言うならば、このプロジェクトは、マルチタスクが求められるけど、リソースは本当に限られています。特に人員。これがまさに家事・育児問題となるわけですわ。
あとどこの家庭でも頭を抱えるのがお金ですね。
よく経営資本として大事と言われる
ヒト
モノ
カネ
情報
を、家庭というプロジェクトに当てはめて考えてみましょう。
ヒト: 経営論では、人的資本と言われるものです。家庭に当てはめてみると、子どもが小さいうち、戦力になるのは基本夫婦2人。シングルマザー/シングルファーザーだとここが自分1人となってしまうので、本当に超大変なことになっていまいます。
そこに頼れるのであればそれぞれの親とか、お互いに手伝い合えるママ友・パパ友や、お金をかけてベビーシッターさんとか、部分的にアウトソーシングしていくという考えもあります。
ウチの場合は、産後ドゥーラのちーちゃんにお世話になったり、私の母や妻の母に時折頼ったりしています。
モノ: 経営論では物的資本と言われるものです。家庭に当てはめてみると、住む家そのものもそうですし、家の中にある各設備、家具、ツール、おもちゃなどや、車や自転車なども含まれるかと思います。
モノはあればいいというものではありません。モノがあれば必ず維持・管理する必要が産まれます。わかりやすいのが自動車。便利だけれどもメンテナンスに手間も時間もお金もかかる。ウチにはないですけど、カーペットなんかも掃除が大変だったり、ホコリやダニの温床になったりします。
カネ: 経営論では財務資本と言われるものです。カネについて全く心配がない、という人はいいですが、ほとんどいないでしょう。(僕もそんな風に言ってみたい!)
カネは入りと出を考えなければなりません。このブログでは基本共働きを前提にしているので、夫婦で現状どれだけ稼げているのか、今後の見通しはどうなのか。逆に支出はどうなっているのか。どこを締めて、どこは奮発するのか、などですかね。
さらに人生100年時代となってきた今、自分たちの老後も余裕があれば考えたいものです。
ヒトとモノの足りない分を収入を増やすということで賄う、という考え方もあるかもしれませんが、サラリーマンだと一気に収入を増やすというところにはなかなかたどり着けないのが悩ましい問題です。
情報: 家庭を経営していくにあたっての情報のみならず、夫婦のキャリアに関してや、子育てに関する情報も、無料でも星の数ほどありすぎて、逆に情報の洪水に飲み込まれない方が大変かもしれません。ネットの情報はほとんどが信頼度も低いですし。
…とまずは家庭を大まかに4つの資源にわけてみました。
以前の「家庭のミッション・ビジョン・バリューを考えてみよう」を通じて、ビジョンやミッションを考えられたならば、現在地を確認する上で、今、自分たちが使えるリソースがどれだけのものなのかも、一度整理して書き出してみることをお勧めします。
…と書いていながら、ウチはこのリソースの整理が全然できていないので、ちょっとこの感染症の影響で家にいる時間が増えた今、改めて整理したいと、自戒も込めて書いてみました。
そして特にモノはこのタイミングで減らすことにチャレンジしたいですが、乳飲み子とかまってちゃんの息子2人の相手しながらだとなかなか集中できないのが目下の悩みです。
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