前回の投稿で、このブログを更新していなかった2年の間に、会社を辞めたことに触れました。
今からちょうど1年前の2022年3月末日をもって、サラリーマンを卒業しました。
当然、簡単な決断ではありませんでした。これから莫大な教育費がかかると見込まれる中、そして老後不安も抱える中、なぜ安定したお堅い会社を辞めたのか、その経緯を3回に分けて振り返っていきたいと思います。
私はキャリアコンサルタントやFPの有資格者でもありますが、もし誰かから50代で会社を辞めようかと相談をされたら、絶対に「早まるな!定年までもう少しじゃないか!なんでそんなバカなこと考えるんだ!」と全力で止めにかかります。
それが自分に対しては冷静に考えられないからか、バカなことをしてしまったんですよね。
まず、これは子どもを持ちたいと思ったときからずっと考えてきていることですが、高齢出産カップルにおいては、定年後+10年程度、教育費を稼ぐ必要があります。
ウチの場合、私が47歳で息子、51歳で娘を授かりました。
4年制大学まで進学した場合、順調にいっても、娘が大学卒業時に私は74歳、妻は67歳になっています。
さらに老後が待っています。
サラリーマンで会社の収入だけに依存していると、一気に経済的に破綻する可能性が高まる不安がある中で、子どもを持つと決めました。
となると、定年がない働き方を構築しておく必要がある、という結論になります。
現在の日本社会は会社員がいろいろな面で有利になるように、そして信頼があるように設計されています。その面から考えると会社員でいるメリットは本当に大きいので、その地位を手放すことは簡単にはできません。
さて、どうしよう。
私と妻はことあるごとに、この件について話し合いを持ちました。
つづく