一気に寒くなりましたね。
更新の間隔が空いてしまいました。
先週末、妻の父、つまり私から見ると義父の誕生日会を妻の実家で行いました。
もともとの義父は僕から見るとすげーカッコいいダンディな紳士。背も高く(182㎝)、体格もがっしりしていて、そして何よりもお洒落。
フツーの人だとなかなか手が出ない、ビビッドな柄物のシャツをカッコよく着こなし、また靴も帽子もビシッと合わせる。
見た目のイメージはリリーフランキーに似ていると僕は思っているのですが、あまり周りから賛同を得られたことはありません(苦笑)。
息子タロウも義父のことが大好きで、いつも遊びに行くと義父に「じじたーん!」といって絡みに行き、たくさん遊んでもらっています。
義父は数年前から間質性肺炎を患っていて、この1年で一気に身体が衰えました。
まず呼吸が思うようにできないので、少し歩くと息が上がる。
苦しいから歩くのを控えると足腰が弱る。という悪循環が続いています。
数か月前に一回入院してさらに体力が落ちてしまい、食欲も最近はあまり無いようです。
だからどうしても痩せてしまう。
そして迎えた先週の誕生日。
79歳という決して若くはないが、かといってまだまだという歳なのに、久しぶりに会った瞬間僕もタロウも言葉を失いました。
普段だったら駆け寄るタロウもかなりショックだったらしく、あまり近寄ることもしませんでした。
お義父さん本人がとても辛かっただろうと思われたことは、誕生日で家族全員が集まるというその日にさらに体調が悪化したこと。
せっかく服も新調し、お義母さんが腕を振るったごちそうをみんなで食べようと思ったのに逆に座っているのも苦しい状態になってしまって、結局ほとんど口をつけず、ずっと寝ていることしかできなかったのです。
主治医の診断では持ってもあと数か月とのこと。
タロウは敏感に何かを察したのでしょう。ちょっと驚いたものの、そのあともずっと明るく振る舞いながらも、家族が深刻な話をしているときにはおとなしく一人で遊んだりしていました。
ちなみに同居している私の母も要介護の認定をもらっています。
親の最後の教育は、「自分の老いていく姿を見せること」とよく言われます。
それは私も妻も実感しています。
いつか私たちも通る道。
現実問題としてはお義母さんが介護で共倒れにならないよう、慌てて妻が介護保険関連の手続きを伝え、家族みんなで支えていくことになりました。
お義父さんがどんな生き様を私たちに最後に見せるのか。
そしてタロウはそこから何を感じ、何を学ぶのでしょうか。
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