このところ妹タカナの話題が続いたので、兄となったタロウについても記してみたいと思います。
よく弟・妹ができると“赤ちゃん返り”すると言われています。
そりゃそうです。それまで自分が主人公で両親や祖父母そして周りからも常に注目され、愛情を一手に受けることが出来ていたのが、妊娠中から徐々に異変を感じ始め、出産後は完全に主役の座を奪われるのみならず、手間暇をかける時間は圧倒的に下の子に移るわけですから。
親としては愛情はどちらにも半々のはず。
僕の本音を言えば、産まれたばかりでまだ愛玩動物レベルにも達していない、わけわからない生き物状態の娘より、言葉が通じ、意思疎通ができる息子の方が可愛く感じます。
とはいえ、手がかかるのは圧倒的に下の娘。
タロウからしたら決して面白くないでしょう。
タロウの性格は真面目。親からするとなんで?とビックリするくらい正義感があり、またルールにうるさい。
他の子を育てた経験がないので比較はできないですが、印象として“優しく”“聞き分けがよく”“いい子”であろうと一生懸命。手がかからない子に思います。(親のひいき目入ってます)
時にはそんな“いい子”でなくてもいいのに、って思うくらいに。
そしてタロウは周りから
「お兄ちゃんになるんだねー」
「妹が出来たんだって?可愛いでしょう?」
などの言葉から、“良い兄であるべきだ”と思っているように映ります。
反面、赤ちゃん返りなのでしょう。妊娠中から幼稚な言動が増えました。
赤ちゃん言葉を発するようになったり、食事も箸を扱えていたのに、急にスプーンと手づかみで食べるようになったり。
娘が産まれ、妻と共に退院して家で一緒に暮らすようになってからどうなったか。
保育園での周りのお兄ちゃんたちを見ていて、自分なりの“お兄ちゃん像”をつくって頑張って“いい兄”になろうとする姿勢が伝わってくるし、妹を可愛がろうとしているけど、まだ4歳。自分のワガママをもっと聞いてもらいたいだろうし、「自分だけを見ていてよ!」というのが本音でしょう。
妹が泣いていれば抱っこしようとするし、お腹や頬をなでたりします。
と思ったら、急に「つまらない!」を連発し、私や妻に八つ当たりしたりします。
「頑張れ!」って私たちが言うと「がんばれって言わないで!僕を見ないで!」となったりします。
けど、優しいなぁと感じるのは、そうやって母親である妻に対して感情をぶつけながらも、男の子らしく
「母ちゃんを守ってあげる!」と常に言っていること。
(ちなみに、タロウは「母ちゃんとタカナとばあちゃんは僕が守る! 父ちゃんは男の大人の人なので自分で守ってね。」とあっさりと言い切りいます(笑))
兄・姉の宿命ですが、今タロウは「お兄ちゃんになる」ことの大変さと辛さ、そして楽しさを初めて経験しています。
4歳にとってそれがどんなものなのかわかりませんが、将来タカナにとっていい兄になってくれるといいなと期待したいですね。
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