47歳で父になりました ~高齢出産共働き夫婦の子育て~

「仕事+家事+子育て+介護」の無理ゲー攻略記。 高齢出産で子育て真っ最中の40代・50代フルタイム共働きパパ(+ママ)の育てる・働く・暮らすを考えるブログ

育児休業と育児休暇

本日から職場復帰をしました。

職場の仲間もいろいろ思うところはあったかとは思いますが(苦笑)、まあ大人の対応をしてくれて、普通に迎えてくれました。

 

休業中も、少なくとも1日1回はメールチェックなどしていましたが、しばらく離れていた職場に復帰するということで、昨晩はカバンの中身に抜け漏れが無いかとか、最低限思い出しておかなければとか、準備しておかなければというものもあり、何だかんだとやはり寝る時間が遅くなってしまいました。

 

さて、今まで私はあえてこのブログ内では主に「育休」もしくは「育児休業」という言葉を使ってきました。

 

私が育休に入る直前に小泉進次郎環境大臣が育休取得宣言をしましたが、その際にメディアが流したテロップでは「育児休暇」と出ていました。

 

育児休業」と「育児休暇」、普段はどちらも同じ「育休」と略されてしまっていますが、その違い、皆さんはご存知でしょうか?

 

育児休業とは法に定められた制度のこと。「育児休業、介護休業等育児または家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(「育児・介護休業法」)によって定められた「子を養育する労働者が法律に基づいて取得できる休業」のことです。

法によって定められた休業で、一定の条件を満たせば育児休業給付金が支給されます。

 

育児休暇は、法で定められた制度ではなく、育児休業が取得できない労働者が、育児のために休暇を取得することです。企業によっては、育児休業と合わせて利用できるものとして、企業ごとで「育児休暇」を定めており、私も今の職場からは3日間の特別休暇を頂きましたので、その3日間については「育児休暇」が正確な表現です。

 

参考: 

woman.mynavi.jp

 

小泉進次郎さんは国会議員ですから雇用された労働者ではありません。なので彼の場合は“育児のために(公務の合間に)休みを取る”ということで「育児休暇」と報道されたのですね。

 

今回、小泉進次郎さんが育休を取得する宣言をしたことは、男性も育児や家事に積極的に関わるという姿勢を示したという意味では非常にインパクトがあったと思いますが、「休暇」という言葉が前面に出ていたことが、なんだかただ単に「仕事を休む」的に社会に捉えられなければよいのだが…と思っています。

小泉さんは議員なので、いくら育児があるといっても公務を休むことは投票した人の期待を裏切ることに繋がりかねません。その点は企業で働く人とは大きく異なります。とはいえ「育児を理由に休むんだ」的な批判も一定数あったことから察せられるのは、特に男性、いや一定世代以上においては女性においても、仕事の方が大事であり大変、というイメージがあるように思われ、その仕事を休んでまで、という空気がまだまだ強いように思います。

これは決して仕事を軽く考えているという意味ではありません。どちらも大事。仕事もステークホルダーがたくさんいるわけですから、自分の責任は全うするのが前提です。

ただ、少なくとも組織(チーム)で働いているのであれば、代わりは誰かが務めますが、家庭では代わりがいません。

 

裏返せば専業主婦が社会において一段低く見られているのは、どれだけ大変かわかっていないのに加えて、誰でもできると思われているからなんでしょうね。もちろんどのレベルまでやるかというのはありますが。

よく専業主婦を「三食昼寝付き」と揶揄する人がいますが、小学校入学前までは子どもと共に昼寝しなければとてもじゃないですがワンオペ育児なんてできませんよ。

子どもの相手だけでは家庭が回りません。子どもが寝ている合間が家事をやる時間です。

 家事については近日中にまた触れたいと思います。

 

 

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