前々回、そして前回のエントリーでは、妻の入院から娘の出産、そして医師の説明とNICUでの娘との直接の対面までの経過をお伝えしました。
今回はこのドキュメント最終回です。
朝10時に病院に着いてから既に5時間半。帝王切開での出産にも関わらず、娘に会うまでに誕生後3時間が経過していました。
廊下のベンチ以外に居場所がない4歳の長男タロウはもう我慢の限界という中でも、この特別な環境下ということと義母・義姉が手を変え品を変え相手をしてくれたおかげで、何とか癇癪を起こさずにいてくれました。
NICUの説明で看護師に言われたのは、産まれた娘の入院手続きを早急にしてくれということ。なのに入院手続きの事務受付時間は午後4時までとのこと。
「おいおい、散々待たせておいてそれはないだろう。明日また来るなんて平日働いている人にとっては簡単なことではないんだから!」と内心毒づきながら、娘の初対面&初抱っこもそこそこに入院事務手続きへ。
今度はそこで驚くことに出会いました。
入院及び手術費用支払いについての書類には保証人欄が2名分あるのですが、その保証人には“別住所”の人を2名書いてくれとのこと。
当たり前ですが妻と私は同居しているわけで私は保証人になれないということです。
また私は母と同居もしているため、私(夫側)の母も対象外。
となると義母で1名は何とかなるとして、あとは誰?義姉?
これ兄弟がいないシングルマザーの人とか、両親とも他界してしまっている人とかどうするんでしょう?
そんなこんなで書類の手続きの説明を受けたら午後4時半。
そのあと、義母、義姉と交代で妻の病室を訪れ、6時間ぶりに妻と再会。
妻は医療業界で働いている人なので、今回のこの病院の対応に驚くとともに憤慨していました。
特に産婦人科医が何も説明をしなかったことに対して。
確かに娘を取り上げた後、別の手術が入っていたらしく、早々に手術室を出て行ったようですが、これだけ待たせた挙句、手術の経過や母子の健康状態に対して、一切何も説明がなかったということには本当に驚きです。
医師側からすれば、無事に産まれたんだからいいだろ、という感じなのでしょうけど。
結局、病院を出れたのは午後6時近く。8時間院内に缶詰めにされていました。自然分娩だったらまだわかりますが、帝王切開で、それも順調にいった手術なのに待たせても何とも思わない病院の姿勢にはガッカリ。
長男タロウの出産の際は、ここまでひどいことはなかったのですが。
帰りはタロウと義母・義姉の4人でファミレスに寄り、やっとマトモな食事にありつけ、2人を送って帰ったら午後10時近く。
無事娘が産まれたことは本当にありがたく、大いに感謝しますが、それにしても長い長い1日でした。
都内の大学病院で出産を考えている皆様。
こういうことも起こりえます、という一つの実例でした。
もちろん一生懸命熱心に働いていらっしゃる医師・看護師・スタッフも沢山いらっしゃるのですが、家族に対しては決して優しくないN大学付属I病院でした。
というわけで感動のドキュメンタリーかと思いきや、病院に対する不満かい!って思った方も多いかもしれませんが、そんな文章になってしまいました。ごめんなさい。
明日からは現在の育休ライフを含めて現在の育児奮闘記をお伝えします。
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